ベトナムのインターネット速度と海底ケーブルの関係性について

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モバイル速度の事情

2016年から4Gの試験導入が始まり、2017年4月現在では、Viettel、mobifone、FTP、GTel Mobile(Gmobile?)が4Gを展開しています。

この中で全国規模なのは、今のところ恐らくViettelだけ。

私が利用しているmobifoneはホーチミン市内のみ、しかも市内全域ではない。(ハノイも使えるかも、未確認)

4Gの中でも、LTEと呼ばれる技術です。

以前、日本ではLTEと4Gは区別して表記されていましたが、近年、LTEも4Gと表記することが許されたそうな。

私が住んでいる区では全然mobifoneの4Gがつながらない。オフィスも4Gつながらない。

固定回線は日本より速度対費用が高い

私のオフィスで契約している回線はViettelとVNPTです。

ともに光回線の数十MBで数万円かかる。

日本では光回線の論理値最大1Gbpsが家庭用に数千円で契約できるので…そこから考えるとびっくりするくらい高い。

ただし、以前何かで調べたところ、世界でもとびぬけて平均速度が高いようです、日本では。

そこまで回線大きくしてどうするの…ってくらいに。

ただ将来の構想で5G+ウェアラブル、VR/AR(MR)、IoTが浸透していけば、回線を改めて分厚くする必要もないので、すんなり入っていける。

ベトナムの海底ケーブル事故について

私がベトナムに来た2013年から2015年の中頃まで、海底ケーブルが頻繁に断裂してネットワーク障害…と呼べるレベルのネットワーク遅延がありました。
関係当局の努力のおかげで、最近は安定してきています。

実は日本-ベトナム間の海底ケーブルが頻繁に破損していたわけではないのですが、
海底ケーブルが破損すると、それまで海底ケーブルを通っていた通信が別ルートを模索し、
その結果、日本向けのアクセスをも混雑させる=低速化させる、という関係性だと思います。

参考

 光海底ケーブルAAG(Asia-America Gateway)を共同運用するFPT TelecomのNguyen Van Khoa社長は、整備過程で技術設計者が標準どおりに行っておらず、このように頻繁な切断事故が起きていると認めざるを得ない、と...
2014年9月の記事です。

東南アジアと米国を直接結ぶ、初めての太平洋横断光海底ケーブルで、マレーシア、タイ、シンガポール、ブルネイ、ベトナム、香港、フィリピン、グアム、ハワイ、米国を結ぶ。19の通信会社が協力して整備し、ベトナムからはVNPT、Viettel、FPT、SPTの4社が参加している。全長2万191km、ベトナムへの支線は314km、投資総額5億6,000万ドル、うちベトナム企業ではVNPTが4,000万ドルと最も大きな費用を負担している。AAGが正式に運用を開始したのは2009年11月10日。

切断事故が多いのは、AAG という海底ケーブルらしい。

より快適なインターネットインフラ提供のため、APG という海底ケーブルにも2016年には連結できる予定だそうです。
http://hochiminh.keizai.biz/headline/250/

APG は日本も連結予定または連結済み。

の建設について

まあ、実際、海底ケーブルの敷設には莫大な費用がかかるというのはそのとおりだと思うし、
トラフィック(通信料)が急増したのも想定をはるかに超えていたのだと思います。

http://www.viet-jo.com/news/social/150604081233.html
このときも相当、相当回線が逼迫していましたが、以降、安定すればいいなと期待しています。

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2015/08/04に追記です。
現時点、基本的には安定しているように感じます。
アクセスの多い時間やアクセス先の状況、接続しているWifi 環境等、複数要因は込み入っていますが、メンテナンス前に比べるとだいぶん快調に感じます。

海底ケーブルの修復も終わり、基本的には安定して速いように感じています。
日本人の場合は日本サイトにアクセスすることが多いので、日本から来た直後だと遅く感じるのは仕方ないでしょう。
キャリアによってはFacebook に繋がりにくい場合があります。
また、DNS の設定を日本のサーバにしている場合などは、そりゃ日本を経由したら遅くなるのは当たり前なので、つながりにくいのは自分の設定のせいである場合もあります。

モバイル回線は日本ではすでに4Gですが、ベトナムではまだ3G。
政府か何かのレポートでは、2016年から普及させていくつもりらしいです。

ちょっと日本語の文献が探せずよくわからないが、ただの3Gではなく、けっこう速い3Gも普及している様子。

日本で言えばLTE にあたるのでしょうか、ちょっとよくわかりません。

今、自分が使っているのはmobifone というキャリアなのですが、E < H < H+ という変速式で、 通常の3Gがどこに入るのかはちょっと忘れました。詳しいことはよくわからないです。

安定度については、アクセスする先にもよるのですが、 日本サイトにアクセスしたいなら、2015年の6月ころまでは頻繁に海底ケーブルが壊れて鈍足になっていました。

一度壊れると復旧まで数週間かかるのが普通。 2016年は極端に多く、すでに3回。

しかし前述のとおり、海底ケーブルのメンテナンスが終わり、以降は安定しています。

なお、回線速度について一番速いプランで60MBps くらいなので、 日本に比べると遅いなという気がしてしまうのですが、 日本では論理値で100MBps だとしても実測では10MBpsがそこらが実態なので。

会社オフィス(60Mbps プラン)で計測したら論理値に近い数字が出ました。

ただ、日本の計測サイトで計測すると遠距離な分不利なので、 同じ計測サイトで比較検証したわけではありません。

上記もあくまで参考としてなので、あしからず…。

ちなみにホーチミンにお住いの方で、家庭用のwifi が遅いと感じている人は、 回線の問題のみとは限らず、ルーターを変えてみると改善する可能性もあります。

ネットワークが遅いと感じる場合に考えられること

問題の可能性 1

契約している回線が安いので単純にキャパオーバー

解決

自分の意思で変更できる場合は変更する。

変更できない場合は家主にお願いしてみる。

問題の可能性2

ルータのキャパオーバー

解決

回線がパンクする前にルーターがキャパオーバーすれば入り口で糞詰まりになります。

いったんルーターを再起動(スイッチのOn/Off または電源ひっこぬいてもう一度指す)してみる。
これで一時的に改善するなら、ルータが問題またはルータのキャパオーバーである可能性が考えられます。

その場合、

余分な接続やアクセスを減らす(スマホの自動接続や)

しかしサービスアパートでアクセスポイントを共有している場合、なんともコントロールしきれない。

5Ghz対応ルータを買う

有線では速いがWi-Fiが遅い場合、他の電波の影響で速度が落ちている可能性があります。

昔というか現在でもすでに設置されてしまっているWi-Fiルータは、2.4Ghzです。

2.4Ghzは家電を含め多くの電波とかち合い、減衰しやすくなります。

5Ghzのルータなら、衝突しづらいため、速度が維持されます。

ただしお使いのパソコン、スマホが古いと、5Ghzに対応していない可能性がある。

ルータの設定を変更する

これは難易度が高いです。まずルータが柔軟な設定ができる高品質である必要があり、何をどう改善すればいいかは知識と経験が必要。設定を変更したところで大して効果はないかもしれない…。そもそも、自分のルータでなければ、勝手に設定変更もできない。
などなど

問題の可能性3

DNS 設定はどうなっている?

解決

日本からもってきたパソコンスマホは日本のDNS を利用するようになっているかもしれません。

DNS とは各ドメイン(URL)が物理的にどのサーバのことなのか、を記録しているサーバです。

よく開くサイトではそのDNS から取得する情報はパソコンにキャッシュ(保存)しているのですが、初めてアクセスするようなサイトでは、一度DNS をチェックしますので、例え表示したいサーバがベトナムにあったとしても、一度日本への通信が発生してしまうことになります。

なので、DNS をGoogle の8.8.8.8, 8.8.4.4 に設定することをおすすめします。
Google の8.8.8.8, 8.8.4.4 は世界各地に点在しており、それらのIP アドレスを選択すれば、Google が近くのDNS に通信できるようにしてくれます。

問題の可能性4

自分の利用している端末(PC, スマホ)が遅い

解決

自分の利用している端末やアプリケーションが遅いだけの場合もあります。

問題の可能性5

というか、そもそも接続先サーバが重い。一時的なものなら我慢。恒常的なものなら…。
国内では気にならない遅延要因であっても、物理的距離が出ることで積み重なってしまい、極端に遅く感じることはあります。
海外からアクセスしたり、海外のサーバにコンテンツを置くことも普通になった昨今、サイト作成では内部的なストレス低減だけではなく、トラフィック抑制への強い意識が必要ですね。

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