ベトナム人の部下との付き合い方

私はベトナム人を妻に持ち、ベトナムで法人を立て働きはじめて7年めです。

ベトナム人の部下とうまくいっていない方や、これから挑戦する方に相談を受けることもあります。

ベトナム人の部下…やはり国籍が違えば、日本人とコミュニケーション方法は異なるのか。

実際的にはYesですが、本質的にはNo。

下記も参考にしてください。

前提として、私の来歴。 書籍編集、営業、Webエンジニア、中間管理職を経て、ベトナムで子会社を設立、現地法人代表として現在にいたる。 ...

ベトナム人と日本人は異なるのか

社会背景が異なるので、もちろん異なります。

しかし、当たり前のことかもしれませんが、人間としての本質は同じです。

ベトナム人とのコミュニケーションにストレスを感じていない人の多くは言います。

「日本人とベトナム人との違いなんてあったっけ?」

無論、社会背景は異なるから、違いを感じる/知る瞬間はあります。

しかし、それぞれ異なる背景、考え方を持つのは日本人同士でも同じです。

しかし、やはり大きいのは言語の壁、社会背景の壁により、お互いの意図が伝わらず、不満を生み出してしまいます。

その障壁を乗り越え、納得のいく状態で働けば仕事のクオリティはあがりますし、成長も早くなります。仕事も柔軟に引き受けてくれます。

意思疎通について、他にも記事を書いていますので、参考にしてください。

部下が受け身で指示待ち? 海外で働いて雇用したばかりの部下が受け身で指示待ち。 「ああ、これは国民性なんだろうな」 ちょっと待ってくださ...

脱・飲みニケーション

たまに、上司の仕事は一緒に飲みに行くことだと勘違いしているかのような人がいます。

上司がたまにおごってやれば、部下はなつくのだと。

それでうまくいく人もいるかもしれませんが…。

わたしならまっぴらごめんです。

逆の立場ならどうでしょう。

外国人の上司にレストランに連れて行かれて、無言もしくは一方的に外国語(英語含む)で語られ、嬉しいと思いますか?

それよりも、文化も言語も違う外国人の上司に、自分の仕事を理解し、評価してもらえること。

それが何より嬉しいのではないでしょうか。

日本人同士でもそうだと思います。

お友達を作ることを主眼に会社に来ている人は、あまりいません。

飲み友達として仲良くなることではなく、仕事上で評価できる点を評価してあげることかが重要だと思います。

その上で、飲み会にいって親睦を深めるなら、意味はあるのだと思います。

自分を評価してくれない相手と上司だからと断りきれずに食事にいって、恩着せがましくおごってもらって、はたして自分なら、嬉しいでしょうか?

飲み会への参加を強制にしない

これは日本の悪習だと思いますが…飲みに誘われて断りにくい。少なくとも理由が必要になる。

プライベートの時間まで強制力を持って拘束すべきではありません

海外にこの日本の悪習を持ち込もうとするのはやめましょう。

なお宗教的な事象でお酒を飲めない人もいますので、相手の都合をきかず無理に強制しないようにしましょう。

相手の話をよく聞く

日本人にとって受け入れがたいことでも、話をよく聞くと、「ああなるほどそういうことか」と、理解できることは多々あります。

同じ人間なので。

忘れてはならないのは、外国人は当地においてマイノリティです。

「郷に入れば郷に従え」

帰国子女が「アメーリカでは…」と連発してひんしゅくを買う、昔のアニメやドラマでよく見るパターン…、それを外国でやるのはすさまじい度胸かと思います。

「日系企業だから」という宝刀を振るうのはあくまで最終手段。

振るいすぎれば、宝刀の価値は薄れます。

基本的にはベトナムの慣習にあわせる…少なくとも理解をしてあげることです。

上司が理解した上で方針を決めたと感じるのと、上司が理解をしようともせず方針を決めたのとでは、部下の感じ方はまったく違うことでしょう。

「日本人だからやっぱりベトナム人を理解できないんだな」

この心の壁は、ずっと仕事上の障害になります。

とはいっても、ルールを守らなければ悪いこと…これは万国共通ですので、ルールの明文化は、一定の効果があります。

日本人同士でもそうですが、上司の「こうあるべきだ」という思いと部下との考え方、感じ方には必ずギャップがあるもので、それを明文化することで埋めます。

ルールに納得できない人は、ルールを決めた上司の考え方に賛同しないということなので、辞めてもらって結構ということになります。

ただ、あくまで方針の不一致であって、どちらが良い、どちらが悪いという考え方は捨て去る方がよいかと思います。

こちらも参考になると思います。

ベトナム人…むしろ外国人との付き合い方の前提 ベトナム人の食文化 他人や本、ネット上で聞いたことがある特徴について ...

部下を下に見ない

  • 日本は世界有数の先進国/ベトナムは発展途上国
  • 仕事への感覚/働き方の違い
  • 日系企業であれば、多くの場合、日本人が指示する立場

悲しいかな、上記により、ベトナム人の部下を下に見てしまう感覚を、ベトナム来訪当初からゼロにできる人は少ないです。

ゼロにできる人は、最初から異文化コミュニケーションの経験値が高いのでしょう。

その偏見をゼロにするには、理解と慣れが必要です。

実はベトナム人も「日本は先進国」という思いが強いので、必要以上にナーバスに捉えがちです。

ベトナム人みんながナーバスと言い切ってしまうのは少し違うかもしれませんが、そう思っておいた方がいいということです。

これは、「中国人はマナーが悪い」…でも人それぞれだよね。「日本に来ているフィリピンの女性=風俗嬢」…その決めつけ何。といった思い込みと同類なので。恥ずべきことですが、人類が共通して持ちやすい偏見ではあります。

その自分の偏見を持ってしまう事実から逃げずに、まともに向き合わねば、表面上、言葉だけの上っ面になってしまいます。多くの人は、自分に対するネガティブな感情に敏感です。上っ面は見破られます。

ちょっとした言い方、表情から「日本人はベトナム人を下に見ている」。こう感じさせてしまったら終わりでしょう。

日本人同士でも、相手を下に見る態度があからさまなら、仕事へのやる気がなくなりますね。

心の壁が広がるばかりです。

「最近の若者は…」と勝手にグルーピングしないで!と。

これには実際に「若者」の中に入って、人それぞれだと実感せねば払拭は難しい。

逆に言えば、恥ずべきことではあるが、実は多くの人が同じて、改善の気持ちがあれば改善は可能なこと。自分の中の恥ずかしい部分を一度素直に認めて、改善する。いや、自分に偏見などないと認めなかったら、なかなか真の改善はしないものです。どこか、しこりとして残る。

ベトナム人の昼寝文化

こちらをどうぞ。

日本にはあまり昼寝文化はありません。 しかし近年、「シエスタ」という言い方で、昼寝の効能が評価されてきていますね。 ベトナムで...

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